読者を集めてから売るな。売って読者を集めろ。

はじめまして!北輝(きた・あきら)です。私は「有益なnoteはもっと読まれるべき」だと信じています。あなたがnoteの運営者であれば、私の意見に賛成してくれるでしょう。また「有益なnoteがもっと読まれれば、有料のnoteも売ることができる」と考えている人も多いのではないでしょうか?

事実として、noteのユーザー調査(2024年1月実施)によれば、「将来的に収入を得たい」という人が17.5%います。

しかしもしあなたが「有益なnoteを真剣に読んでくれる読者に、有料noteを購入してもらい、顧客になってもらう」というような流れを考えているのであれば、失敗する可能性が高いので、くれぐれも注意する必要があります。なぜでしょうか?

順を追って説明したいと思います。

まずは読者に無料noteを真剣に読んでもらおう、次に読者に有料noteを購入してもらおう、最終的に私たちは顧客を獲得できるだろう……この単純かつシンプル当たり前であるはずのやり方が、失敗する可能性が高い理由は……ズバリ……前提条件を満たすのが難しいからです。

「読者に無料のnoteを真剣に読んでもらう」という条件を満たすのが、そもそも難しいのです。なぜならば……無料のnoteを、真剣に読んでくれる読者など、ほとんどいないからです。

もちろん無料のnoteを真剣に読んでくれれば、有料のnoteも購入してくれる可能性はあります。しかし……無料のnoteを真剣に読んでくれる読者がそもそもあまりいないので、有料のnoteもあまり売れないのです。

突破口はどこにあるのでしょうか?

手間暇かけて、無料で有益なnoteを世に送り出し続ける……そうすれば真剣に読んでくれる読者が、いつか私のnoteにやってきてくれるだろう……と期待することもできます。

しかし訪問者に過剰な期待を抱くのは、あまりおススメできません。なぜならば、他人への過剰な期待は戦略がないことの裏返しだからです。戦略がない場合、あなたのnote運営の成否は、運任せになるでしょう。

とはいえ……訪問者に真剣にnote記事を読んでもらうための戦略なんて、存在するのでしょうか?

戦略を立案するためには、まずは現実を直視しなければなりません。そこであなたに質問です。あなたのnoteに訪問してくれた人は「読者」でしょうか?

おそらく「読者」というよりは「訪問者」と表現するのが自然ではないでしょうか。あなただって、たまたま発見した無料のnote記事を、穴があくほど読んだ経験なんてほとんどないのではないでしょうか?

私の経験上……訪問者は、たまたま発見したnote記事をサラッと読み飛ばすのが普通だと思います。気になる記事があれば、ブックマークがわりに「スキ」を押すこともあるかもしれませんが、そのまま記事の存在自体を忘れてしまうことも珍しくないと思います。

繰り返しになりますが、どうすれば私たちは、有益なnoteを真剣に読んでくれる「読者」を獲得できるのでしょうか?

わたしからの提案は、「売る」です。

つまり訪問者に有料noteを買ってもらうことで、読者になってもらうべきなのです。だからこそ私は「有益なnoteであれば、ちゃんと売って、読者を獲得するべき」と主張しているのです。

あなたは「読者を獲得してから、有料のnoteを売るべきなのでは?」と疑問に思うかもしれません。しかし繰り返しになりますが、「有益なnoteであれば、ちゃんと売って、読者を獲得するべき」なのです。

なぜならば……仮にあなたが超一流の才能を持ち主であっても、何かを買ってもらうことなく、訪問者を読者にするのは難しいからです。

ワシントン・ポスト紙が行った有名な実験があります。コンサートを開催すれば300ドル(1ドル100円換算で30,000円)のチケットが売り切れる超有名バイオリニストのジョシュア・ベルが、朝の通勤時間の地下鉄の構内で演奏しました。

結果は……45分間の演奏中に、通り過ぎた1,070人中、チップをくれたのは27人で、音楽を聴こうと足を止めた人はわずか7人でした。ちなみにチップの総額は3217円(1ドル100円換算)だったそうです。

この実験からわかることは……お金を払ってコンサートフォールに行き、静かな空間で集中して音楽を聴くからこそ、演奏はわたしたちに素晴らしい体験をもたらしてくれるのだ……ということです。

ですから「有益なnoteであれば、ちゃんと売って、読者を獲得するべき」というわたしの主張は、単なる綺麗事ではないのです。無料のnoteではあまり獲得できないけれど、有料のnoteでは多く獲得できるものがあるのです。もちろんそれは『読者』です。

音楽家が『観客』を得るためには、有料のチケットを販売する必要があります。同様に、あなたのnoteを真剣に読んでくれる『読者』を獲得するためには、有益なnoteを有料で売る必要があるのです。

そしてあなたの有料のnoteを真剣に読んでくれる『読者』であれば、あなたのnoteが有益であればあるほど、あなたのnoteに価値を感じてくれるはずです。たとえばあなたの有料のnoteが1,000円で、読者の感じる価値が2,000円であれば、あなたへの信用度は飛躍的に高まるはずです。

価格以上の価値を提供できる人」という信頼を得ることが出来れば、読者はあなたの他の有料のnoteを購入してくれるかもしれませんし、あなたの有料のnoteを他人に共有したり推薦してくれることだってあるかもしれません。

さて……ここまで読んだあなたは、「訪問者を無料のnoteで読者にすることが難しいことは理解した。読者を獲得するためには、何かを売る必要がある。とはいえ訪問者に、有料のnoteを購入してもらうこと自体が難しいのではないか?」というような疑問を抱いているのではないでしょうか?

もちろん……サラッとしかnoteを読んでくれない訪問者に、有料のnoteを購入してもらうためには戦略が必要です。何かしらの戦略を実行するのは面倒かもしれません。書きたいことを書きたいだけのnote運営者であれば、「めんどくさいなぁ~」と思うでしょう。

とはいえ現実問題として、noteの運営歴が短ければ短いほど、読者よりも訪問者のほうが多いのです。ですから本当にあなたのnoteを読んでもらいたいのであれば、「どうすれば訪問者に、有料のnoteを買ってもらえるか?」ということを考えていかねばなりません。一体、私たちには、どのような工夫が出来るのでしょうか?

はじめまして!『note戦略アドバイザー』の北輝(きた・あきら)です。あなたの有益なnote記事を真剣に読んでくれる人を増やすアドバイスをしています。

10年以上も過去の話です。わたしは、自分が運営しているブログで、2,980円のPDFレポートを販売しようと思い立ちました。しかしまったく売れませんでした。売れないのも当然です。わたしは無名で、なおかつ実績もなかったからです。

しかし「あること」をしてから、2,980円のPDFレポートが毎日のように売れてきました。「あること」は誰でもできます。時間と頭を使う必要はありますが、お金はそれほど必要ありません。無名で実績もないわたしが出来たのですから、きっとあなたもできるはずです。

わたしは2,980円のPDFレポートの販売に成功し、次は11万円のオンラインコーチングの販売に成功しました。成功の秘訣は、やっぱり「あること」をやったことです。

もしあなたが有料のnoteを販売することに成功すれば、実績を積み上げることができます。実績を積み上げたら、別の有料noteを売るのはもっと簡単になるはずです。

なぜならば読者は、あなたの有益なnoteの価値を実感している購入者になっているはずで、購入者にとってあなたは無名はないし、実績がないわけでもないからです。

そしてnoteが売れたら、あなたはこれまで以上に「書きたいこと」のために時間を使えるようになるはずです。

本記事は、「あること」を伝えるために執筆したのですが、気づけば14,000文字を超えてしまいました。しかし本記事の執筆時点では、まだほとんどのnote運営者が導入していない戦略について、わかりやすく紹介しているので、最後まで読む価値はあると思います。

訪問者に、有料noteを購入してもらい、読者になってもらう」という主張に可能性を感じる方は、ぜひ最後までお付き合いください!

noteの誕生

noteというプラットフォームは、控えめにいって「神」です。わたしが情報発信をはじめた2013年頃にnoteが存在していたら、どれだけ有難かっただろうと思います。

もちろん2013年にもいわゆる「情報商材」を販売するプラットフォームは存在していました。しかし当時メジャーだったプラットフォームは、審査が厳しい上に、とにもかくにも怪しい雰囲気がプンプンしていました。

プラットフォームに頼らずに、自力で「情報商材」を販売するのも簡単ではありませんでした。わたしにとって最大の心理的ハードルは「決済システム」でした。決済システムを導入するのもめんどくさかったのですが、やっぱり決済システムそのものが怪しかったのです。

わたしは当時、PayPal(ペイパル)という決済システムを利用していたのですが、2013年の時点で読者に「PayPal経由でクレジット決済をお願いします。そのためにPayPalのアカウントを作成してください!」とお願いすること自体に勇気が必要でした。

なぜならばPayPalの認知度は、日本ではほとんどゼロの状況だったからです。PayPalの共同創業者であるイーロン・マスクやピーター・ティールの名前を伝えたところで、「誰それ?」という状況だったのです。

わたしは「怪しくても買ってくれる」状況をつくるために試行錯誤しました。いや、本当に苦労しました。

しかしnoteは「怪しさ」を消してくれました。手軽に利用でき、安心感があるプラットフォームが存在していること自体が、過去のビジネス環境を知っているわたしからすれば、「奇跡」のような状況なのです。

現在では、noteに記事をかけば、数は少ないかもしれないけれど、すぐさま反応が得られます。自分でサーバーを契約してブログを運営する場合には、訪問者ゼロの状態がしばらく続くなんてことも珍しくありませんでした。その頃の状況と比較すれば、本当に、本当に、いい時代になりました。しかし……note記事に訪問者が集まることと、note記事を真剣に読んでくれることの間には、大きな壁があります。

訪問者(サラッと読む)と読者(真剣に読む)の間にある壁をぶち壊す方法として、私がおススメしているのがnote記事の販売です。とはいえ、どうすれば有料noteを買ってもらえるのでしょうか?

ありがちな行動

有料のnoteを買ってもらう方法がわからないので、多くのnote運営者は「安売り」や「有益さ」を追及しようとします。もちろん訪問者にとっても「安売り」や「有益さ」は魅力的です。

しかし過剰な「安売り」や「有益さ」の追求は、あまりおススメできません。なぜならば……

安売り戦略

「有料noteを買うべき理由を、読者に伝えることができない」しかし「有料のnoteを売りたい」というようなジレンマを解消するもっとも手軽な方法は、「安売り」です。しかしわたしは「安売り」はおススメしません。理由はシンプルです。安売りしても売れる保証は、やっぱり「ない」からです。

安売りしたのに売れない場合、販売者の気持ちは傷つきます。マジメなnote運営者ほどメンタルに深刻なダメージを食らうと思います。なぜならば、マジメなnote販売者ほど、有益なnoteを有料で販売しているからです。有益なnoteなのですから、有料で販売するのは当然といえば当然です。

しかし残念ながら……有料のnoteを販売してもほとんど(時にはまったく)有料noteが売れないので、勇気を振り絞って「安売り」しているのです。「安売り」したにもかかわらず売れない……という現実に直面すれば、やる気がなくなってしまっても不思議ではありません。

結果として、有料のnoteを無料で公開する道を選ぶかもしれないし、有料のnoteそのものを削除する道を選ぶかもしれません。いずれにせよ、「売れない」という状態から抜け出すことができないのです。

有益さの追求

マジメでなおかつ粘り強いnote運営者は、売れない責任を他人(読者)になすり付けるなんてダサいことはしません。「有益なnoteを買わないのは読者に見る目がないからだ」などとは考えません。読者ではなく自分に矢印を向けるので、「もっと有益なnoteを世に送りだそう」と前向きに考えるでしょう。

しかし残念ながら……どれだけ有益なnoteを執筆しても、売れる保証は、やっぱり「ない」のです。もちろん有益なnoteを無料で公開すれば、読者は増えます。しかしその読者は、あなたの記事を真剣に読んでくれる『読者』であるとは限りません。

皮肉にも、有益なnoteを無料で公開すればするほど「人の意見や考えを知りたい」「面白い投稿を見たい」「無料でも十分に楽しめる」「暇つぶしをしたい」という読者を引き寄せてしまうのです。(下図の赤枠太線部分)

それらの読者は、あなたの有益なnoteに感謝してくれるでしょう。「スキ」もしてくれるし「フォロー」もしてくれるでしょう。もちろん、「スキ」や「フォロー」をしてくれないよりも、してくれるほうが有難いはずです。

しかし「人の意見や考えを知りたい」「面白い投稿を見たい」「無料でも十分に楽しめる」「暇つぶしをしたい」という読者が、「スキ」や「フォロー」をしてくれるのは、真剣に読んでいない裏返しでもあるのです。

「スキ」や「フォロー」をするのは、有益そうな記事やnote運営者に出会った時のブックマークの代わりであり、「後で読もう」という意思表示である可能性も否定できないのです。

そしてわたしの経験上、「後で読むかもしれない」と後回しにした記事を、真剣に読むことはほとんどありませんし、ましてや有料のnoteを購入してくれる可能性は限りなく低いです。

なぜならばそれらの読者は「無料だから」「暇つぶしで」あなたのnoteを読んでいるのであって、元々の購買意欲が低いからです。「買わない」と決めている人に、有料のnoteを購入してもらう難易度は極めて高いのです。

ですから有料のnoteを販売したいのであれば、あなたがnoteを届けるべきは以下の図の赤枠太線の理由で、noteを読んでいる方々です。

有料のnoteを販売したいのであれば……

  • 人の意見や考えを知りたい
  • 面白い投稿を見たい
  • 無料でも十分に楽しめる
  • 暇つぶしをしたい

という理由でnoteを読んでいる方々ではなく、

  • ここにしかない情報がある
  • 生活に役立つ情報がある
  • 関心が高い、趣味の情報がある
  • 自分にあった情報を見たい
  • 新しい発見や学びを得たい
  • 仕事に役立つコンテンツがある
  • 信用できる情報を見たい
  • 情報やコンテンツの質が高い

以上のような購買意欲が高いであろう訪問者に、あなたの有料のnoteを買ってもらうことで、読者になってもらう必要があります。とはいえ、どうすれば購買意欲の高い訪問者は、有料のnoteを買ってくれるのでしょうか?

一体、安売りや有益さの追求のどこに問題があったのでしょうか?

後は待つだけ

最大の問題点は、「記事を書いて、後は待つだけ」というような態度です。あなたが「記事を書くこと」と、訪問者が「記事を買うこと」の間に「後は待つだけ」しかない場合、それはハッキリいってしまえば運任せです。博打といってもいいかもしれません。

私は、運任せや博打は、大嫌いです。ましてや私のnoteの記事を真剣に読んでくれる読者がやってくるのを、根気よく待ち続けるなんて……絶対にイヤです。なぜ私が戦略もなしに待ち続けるのが大嫌いなのかというと……過去の苦い経験が関係しています。

10年以上も昔の話ですが、私にはブログに100記事以上を投稿したのに、スズメの涙ほどのアクセスしか得られず、ブログ運営を辞めてしまった経験があります。

私がブログ運営を再開したのは、ブログ運営を辞めてから半年以上経過した頃にたまたまアクセス数をチェックしたことがきっかけです。1日5人ほどだったアクセスが、1日300人に増えていることに気づいて、たまたま運よくやる気を取り戻すことができたのです。

そのことがきかっけで、私は運に頼るのは辞めようと思いました。読者に期待してひたすら待つなんて、私には耐えられないと思ったからです。実際に耐えられなくて、一時期ブログ運営を辞めてしまったことはすでにお伝えしました。

その頃から私は、「訪問者が積極的に行動してくれる根拠のようなもの」を自分でつくることを考え始めました。

「記事を書いて、後は待つだけ」という態度ではなくて、「読者が、別の記事を読んだり、メルマガに登録したり、アフィリエイト広告をクリックする仕組みを、あらかじめ仕込んでおく」ことにしたのです。

もしあなたのnote記事を真剣に読んでくれる読者がなかなか現れず、あなたが「なんとなく」「少しずつ」note運営に興味を失いつつあるのでれば……無料のnoteを執筆して、あとは読者を待つだけ……なんて、絶対にやめたほうがいいと思います。

とはいえ、訪問者に期待するのは辞めるとして、私たちはどうすればよいのでしょうか?訪問者が積極的に行動してくれる根拠のようなものを、どうやって作ればよいのでしょうか?

ビジネスの基本

何かを売るためには、noteであれなんであれ、3つのプロセスが必要不可欠です。

  1. 集客
  2. マーケティング
  3. セールス

集客で主に伝えるべきことは「なぜ、それを学ぶ必要があるのか?」、マーケティングで主に伝えるべきことは「なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?」、セールスで主に伝えるべきことは「なぜ、それを今買う必要があるのか?」

整理すると……

  1. 集客
    なぜ、それを学ぶ必要があるのか?
  2. マーケティング
    なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?
  3. セールス
    なぜ、それを今買う必要があるのか?

売り上げは、集客・マーケティング・セールスの掛け算です。いずれかの要素がゼロであれば、結果もゼロになります。

以上のビジネスの基本を踏まえて、「なぜ読んでくれるのに、売れないのだろう?」というnote運営者の悩みを改めて考えてみると、どのような考察ができるでしょうか?

まずは有料noteを売ってみたい」という人のほとんどが、以下のような記事構成になっています。

noteを読んでくれる人がいるということは、集客は(十分ではないかもしれないけれど)出来ています。またあなたのnoteを読んでくれる人に、有料noteの販売が出来ているということは、セールスも(十分ではないかもしれないけれど)出来ています。

しかし圧倒的に足りていない要素があります。もちろんそれはマーケティングです。

ビジネスはよく恋愛に例えられます。集客が出会いだとすれば、マーケティングはデート、セールスは告白です。

マーケティングがない恋愛は、出会ってすぐに告白するようなものです。同様に、マーケティングのないビジネスは、初対面ですぐに売り込むようなものです。

もちろんデートをしない告白も、マーケティングをしない売り込みも成功する可能性はあります。たとえばビジネスであれば「有名で実績がある」場合には、「みんな買っているのだから、わたしも買ってみても損はしないだろう」という心理が、購買を後押ししてくれるかもしれません。

しかし残念ながら……この記事を読んでいる人の大半が「無名で実績がない」状態でしょうから、マーケティングは必要不可欠です。もしマーケティングがなければ、どうなるでしょうか?

読者はあなたの有益な情報発信に感謝してくれるでしょうし、投げ銭という形でサポートくれることもあるかもしれません。

しかし読者が有料のnoteを購入してくれる場合であっても、読者はあなたではない別の誰かのnoteを購入する可能性が高いです。なぜならばあなたは「なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?」ということを読者に伝えることが出来ていないからです。

もしあなたが無名で実績がないのであれば、マーケティングは必要不可欠です。しかしここで多くの人は頭を抱えてしまうのです。

なぜならば「無名で実績がない」状態で、マーケティングつまり「なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?」ということを訪問者にアピールする方法がわからないからです。

はたして、無名で実績のないnote運営者が、訪問者をnoteの購入へと導くマーケティング戦略とは、どのようなものなのでしょうか?

ここまでの整理

これまでお伝えしてきた内容を整理しておきましょう。

この記事を読んでいる方の大半は、「有益なnoteが読まれない」という悩みを抱えており、安売りをしても、更なる有益さの追求によっても有料のnoteが売れないことに傷ついています。

しかし「安売りをすれば、noteが売れるだろう」「有益であれば、noteが売れるだろう」というのは、note運営者側の過剰な期待なのです。なぜならば……

安売りした場合、読者は「価値がないnoteかもしれない」と感じるかもしれないからです。また有益さを追求したnoteであっても、お金を支払わないと有益さを実感できない場合、購入していない読者からすれば有益さは存在しないに等しいからです。

繰り返しになりますが、「○○すれば、売れるだろう」というのは、note運営者側の過剰な期待でしかありません。あなたが無名で実績がないのであれば、なおさら「なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?」を訪問者に伝える必要があります。

「安売りして、有益さを追求すれば、売れるだろう」と信じることは、「交際している特定の異性がいないことをアピールして、内面を磨けば、意中の異性から告白されるだろう」と信じるようなものです。

とはいえ、「○○の理由があるので、あなたは私の有料noteを買うべきだ」とストレートに主張することをおススメしているのではありません。なぜならばそれは「売り込み」であり、読者から嫌われる可能性が高いからです。

無名で実績がない状態で、売り込まずに売る……果たして、そのような戦略は本当に存在するのでしょうか?

無名で勝つ戦略

無名で実績がない状態で、マーケティングする方法は存在します。なぜならば「なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?」の答えは、一つではないからです。

エベレット・ロジャーズが提唱した「イノベーション普及の法則」が、導きの糸になってくれるはずです。

「イノベーション普及の法則」は、新しい技術やアイデアがどのように社会に広まっていくかを、新しい技術やアイデアを採用するタイミングによって人々を5つのカテゴリーに分類して説明したものです。

  • 革新者(Innovators) 2.5%
    新しいものへの強い関心と高いリスク許容度を持つ層
  • アーリー・アダプター 13.5%
    社会的影響力が高く、他者への情報発信者になる層
  • アーリー・マジョリティ 34%
    実績を確認してから採用する慎重な多数派の前半
  • レイト・マジョリティ 34%
    社会的圧力や必要性から採用する多数派の後半
  • ラガード 16%
    最後まで採用を遅らせる保守的な層


たとえばiPhone発売日の何日も前から、iPhoneショップに並んでいる人は「1.革新者」です。一方で、ガラゲーをサービス終了まで使い続ける人は「5.ラガード」です。

またChatGPTなどの生成AIを周囲の誰よりも先に使い始めた人は「1.革新者」です。一方で、未だに生成AIを使っていない人は「5.ラガード」かもしれません。

「イノベーション普及の法則」を説明した紹介した理由は、それぞれのカテゴリー毎に、商品を購入する理由が異なることをお伝えしたかったからです。

具体的には……

  • 革新者(Innovators) 2.5%
    新しい技術や製品そのものへの純粋な好奇心
  • アーリー・アダプター 13.5%
    「これを使いこなせば、周囲より一歩先に行ける」という優位性への期待
  • アーリー・マジョリティ 34%
    「実績があるなら使ってみよう」という実用性への納得
  • レイト・マジョリティ 34%
    「みんなが使っているから使わないと困る」という社会的圧力や必要性
  • ラガード 16%
    古い選択肢が完全になくなったから

もしあなたが無名で実績がないのだとすれば、あなたの有料のnoteの購入者は誰になるでしょうか?あなたの答えはおそらく「1.革新者」「2.アーリー・アダプター」でしょう。では「1.革新者」「2.アーリー・アダプター」に、どのようなことを伝えるべきでしょうか?

ロジャーズの理論をビジネスに応用したジェフリー・ムーアの「キャズム」という概念が参考になるはずです。

ジェフリー・ムーアは、アーリー・アダプターとアーリー・マジョリティの間には「深い溝(キャズム)」があると指摘しました。

そして革新者やアーリー・アダプターは「可能性」に反応するのに対し、アーリー・マジョリティは「実績と安心感」を求める傾向があることを喝破しました。

もしあなたが無名で実績がないにもかかわらず、有料のnoteを販売したいのであれば、あなたが表現できるかぎり最大限の「可能性」を、読者にアピールする必要があります。

もちろん可能性とは、すでに紹介したとおり、「1.革新者」が重視する「好奇心」や、「2.アーリー・アダプター」が重視する「優位性」といったものです。

ではどうすれば、あなたは読者に「可能性」をアピールできるのでしょうか?

シンプルな解決策

リーダーシップ論や組織マネジメントの分野で世界的に有名な思想家、作家、コンサルタントであるサイモン・シネックは、「1.革新者」「2.アーリー・アダプター」に訴えかけるには、「WHYからはじめる」ことが効果的であることを主張しました。

サイモン・シネックの主張をまとめたゴールデン・サークルは、無名で実績がないnote運営者のマーケティングの指針になるはずなので、紹介しておきたいと思います。

  1. WHAT
    商品・サービスの特徴
  2. HOW
    「他者とは違う価値提案」「独自のプロセス」「唯一無二の販売計画」「強み」
  3. WHY
    理念や存在意義。なぜ、あなたは毎朝、ベッドからはい出し、活動しているのか?

大半の組織や人間は、円の外側から中心に向かう順番で、つまり「1.WHAT」「2.HOW」「3.WHY」の順番で考え、行動し、コミュニケーションをはかっています。

たとえばサイモン・シネックは、以下のような事例を紹介しています。

  • われわれは、すばらしいコンピューターをつくっています。(1.WHAT)
  • 美しいデザイン・シンプルな操作性・取り扱いも簡単。(2.WHAT)
  • 1台いかがですか?(セールス)

以上の事例は、よくある一般的なセールストークです。一方で、アップルのような企業は、「3.WHY」「2.HOW」「1.WHAT」の順番で考え、行動し、コミュニケーションをはかっています。

具体的には以下のようなセールストークをしています。

  • 現状に挑戦し、ほかの人とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。(3.WHY)
  • 製品を美しくデザインし、操作方法をシンプルにし、取り扱いをシンプルにすることで、私たちは現状に挑戦しています。(2.HOW)
  • その結果、すばらしいコンピューターが誕生しました。(1.WHAT)
  • 1台、いかがですか?(セールス)

ふたつのセールストークは、まったく異なります。1番目のメッセージよりも、2番目のメッセージを読んだあとのほうがコンピュータを買いたくなると感じるのであれば、あなたも「WHYからはじめる」べきです。もしあなたが無名で実績がないのであれば、なおさらです。

さて……ここまで説明すれば、あなたも「WHYからはじめる」ことに挑戦したくなってきたのではないでしょうか?とはいえ、あなたのnote運営にどのようにして「WHYからはじめる」というアイデアを取り入れればよいのでしょうか?

WHYからはじめる

話が長くなってきたので、これまでお伝えしてきた内容を箇条書きで整理しておきましょう。

  • 有益なnoteであれば、ちゃんと売って、読者を獲得するべき。
  • 訪問者に過剰に期待するだけでは、あなたが期待しているような結果は得られない。しかし心配する必要はない。無名で実績がないnote運営者ならではの、マーケティング戦略がある。具体的には……
  • 「1.革新者」「2.アーリー・アダプター」に訴えかけるには、「可能性」をアピールするのが効果的。そのためには「WHYからはじめる」。

勘のいい読者であれば、気づいたかもしれません。今あなたが読んでいるnoteは北輝(きた・あきら)の自己紹介であり、「WHYからはじめる自己紹介」のデモンストレーションになっているのです。

繰り返しになりますが……あなたのnoteにどのようにして「WHYからはじめる」というアイデアを取り入れればよいのでしょうか?……その答えはもちろん『自己紹介』です。

もう一度、これまでお伝えしてきた内容を箇条書きで整理すると……

  • WHY
    有益なnoteであれば、ちゃんと売って、読者を獲得するべき
  • HOW
    訪問者に過剰に期待するだけでは、期待する結果は得られない。しかし心配する必要はない。無名で実績がないnote運営者ならではの、マーケティング戦略が存在する。具体的には可能性をアピールするために「WHYからはじめる」のが効果的。今すぐ『自己紹介』で、あなたの理念や存在意義を語ろう!
  • WHAT
    (本記事では語っていない)

繰り返しになりますが、今あなたが読んでいるこのnoteは、北輝(きた・あきら)の自己紹介です。

無名で実績のないわたしが、過去に2,980円のPDFレポートを毎日のように販売した時も、11万円のオンラインコーチングを販売したときも、「WHYからはじめる自己紹介」から、読者とのコミュニケーションをはじめました。

自己紹介を書くのに、時間と頭を使う必要はありますが、お金はそれほど必要ありません。もしあなたがnoteで自己紹介を書いたことがあるなら、自己紹介の内容を今すぐ見直してください。あなたの自己紹介に「WHY」はあるでしょうか?

今すぐ見直してみよう!

noteの自己紹介を観察していると、多くの人が以下のような自己紹介をしています。

  • わたしの属性は○○です。わたしは今、△△をしています。(1.WHAT)
  • わたしが得意なことや興味のあることは××です。(2.WHAT)
  • 有料noteもあります。よかったら読んでください!(セールス)

もしあなたが無名で実績がない状態で、有料noteを販売したいのであれば、「WHYからはじめる自己紹介」で、あなたの理念や存在意義を語りましょう。

  • 私の信条は○○です。(3.WHY)
  • 私の差別化ポイントは△△です。(2.HOW)
  • その結果、××が誕生しました。(1.WHAT)
  • 有料note、いかがですか?(セールス)

念のため補足しておきますが、すでに自己紹介をnoteで書いている場合、そのnoteを削除する必要はありません。新しく『自己紹介』を書けばいいのです。

そして『自己紹介』を書いたら、無料部分と有料部分の間に『自己紹介』を入れ込むのです。具体的にはたとえば……

無料noteやSNSで集客し、自己紹介でマーケティングを行い、最後に有料noteを販売するのです。ビジネスの基本に立ち返って整理すると……

  • 集客
    無料noteやSNS(なぜ、それを学ぶ必要があるのか?)
  • マーケティング\
    自己紹介(なぜ、それをあなたから買う必要があるのか?)
  • セールス
    自己紹介の最後や、有料noteの冒頭。もしくはセールスレター。(なぜ、それを今買う必要があるのか?)

「WHYからはじめる自己紹介」の効果は抜群です。ぜひ、あなたも試してみてください。

まとめ

最後に本記事の内容をまとめておきたいと思います。

わたしが本記事を通じて一番伝えたかったことは、あなたのnoteにたどり着いた訪問者に対して、有料noteを買ってくれるだろうと過剰に期待するのは辞めるべきだということです。

もちろん「数撃ちゃ当たる」的な確率論に期待することもできるでしょう。しかしたまたまあなたのnoteを訪問した読者が、たまたまあなたの有料のnoteを購入する可能性は低いでしょう。

「数うちゃ当たる」的な確率論にこだわる場合……100人の訪問で1人購入してくれたので、1,000人の購入で10人購入してくれるはずだ……などと期待することになります。

「数うちゃ当たる」的なやり方で有料noteを売るためには、大量の読者が必要になります。しかし大量の読者が確保できるのであれば、そもそも有料noteが売れないことに悩んでいないでしょう。

突破口はどこにあるのでしょうか?

私がおススメするのは、あなたの無料のnoteにたどり着いた訪問者を、有料のnote購入へと導く戦略を、あなたのnote運営に導入することです。

安ければ買ってくれるだろう、有益であれば買ってくれるだろう、と読者に過剰な期待を抱くのはやめて、売り込むことなく訪問者を有料noteの購入へと導くのです。

無料noteと有料noteの橋渡しになるもの……それが……「WHYからはじめる自己紹介」です。

繰り返しになりますが、「WHYからはじめる自己紹介」の効果は抜群です。ぜひ、あなたも試してみてください!

追伸

もしあなたが「WHYからはじめる自己紹介」をうまく書けない場合、以下の記事も参考にしてください。

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