前回の講義では、アファメーションとは「ゴールのコンフォートゾーンに近づく技術」であることを明らかにしました。そもそもコンフォートゾーンとはなんだったでしょうか?
コンフォートゾーンとは「自分にとって居心地のいい領域」のことでした。つまり自分にとって「リアル」な領域がコンフォートゾーンなわけですが、そもそも「リアル」とはなんでしょうか?
現実とは何か論
認知科学以前は、現実とは五感で感じることのできる物理的なものであるという認識が一般的でした。しかし認知科学以降は現実の解釈が変わりました。認知科学以降は「臨場感の強い世界が現実である」という認識が常識になったのです。
例えば何かに熱中しているうちに電車を乗り過ごしてしまった……という場合、熱中している世界が「リアル」なのであって、電車に乗っている自分は「リアル」ではないのです。なぜならば電車にのっている自分よりも熱中している世界のほうにより強い臨場感があるからです。
そもそもリアルとはなにか?ここでは以下のように定義します。
- 現実(リアル)= イマジネーション(五感) × 臨場感(情動)
つまり想像することができて、その想像の世界に強い臨場感があれば、それがあなたにとっての現実になるということです。
さて、ここでちょっと立ち止まって考えてみたいと思います。そもそもなぜ「そもそも現実とは?」という話をしているのでしょうか?
現実は変えられる根拠
そもそもなぜ「そもそも現実とは?」という話をしているのでしょうか?その答えはシンプルです。ズバリ、現実(を構築する自我の働き)が「過去の記憶」で構築されている……という状況を変えるためです。
「そもそも現実とは?」ということを考えてみたときに、「過去の記憶の産物」であるという答えにたどり着いただけでは、わたしたちは嬉しくないわけです。過去の記憶が現実をつくるのであれば、未来を変えるなんてことはやっぱり不可能・・・・・ということになってしまうからです。
なぜならば未来を変えるために現実を変えようとしても、その目の前にある現実が「過去の記憶」で構築されているなら、目の前にチャンスがあったとしても、そのチャンス自体が過去の記憶に阻まれて認識できない可能性が高いからです。
しかしもし……現実を「過去の記憶」ではなく「未来の記憶」をベースに認識することができるなら話は変わってきます。未来に成功して幸せになっている自分を前提にして、現実を眺めることで、過去の記憶では認識できなかったことが認識できるようになるのです。
例えばこれまでずっと「宝くじ」で一攫千金を狙うのが当たり前だった人にとっては「仮想通貨」の存在を認識することは難しいのです。
しかし「宝くじ以外の投資案件で一攫千金を狙い成功する自分」というイメージに臨場感があれば、まだほとんどの日本人がビットコインの存在を知らないときに「ビットコインを買ってみる」というような行動ができるかもしれないのです。
しかし未来の記憶をベースに現実を認識するなんてことができるのでしょうか?
臨場感をあげる技術
未来の記憶をベースに現実を認識するなんてことができるのでしょうか?実は……「できる」のです。なぜならば……臨場感の強い世界が現実になるからです。
過去に強い臨場感のある人は、今目の前の現実を「過去」の視点で認識します。コーチングの知識のない人のほとんどの人が、当たり前のようにそうしているでしょう。
その一方で未来に強い臨場感をもっている人は、今目の前の現実を「未来」の視点で構築することができるのです。ゴールの実現を目指すあなたは、臨場感を過去の視点からではなく、未来の視点から構築するべきなのです。
具体的に何をすればいいのでしょうか?次回はアファメーションのつくり方を、順を追って解説したいと思います。
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