ゴール設定直後のNG行動

ゴールを設定することができたら(ゴールは見つけるものではないことに注意!!)、必ず守るべきポイントがあるので解説します。

将来の夢は?

神戸市で武道と哲学研究のための学塾・凱風館を主宰している内田樹先生は、中学生向けの講演のあとで以下のような感想をもらったそうです。

生徒さんたちから先日の講演の感想文が送られてきました。「夢をはやく確定して、最短距離で到達せよ」という圧力をかけられること、集団内部でいったんキャラ設定されるとそこから出ることが許されないこと、友だちと敬意ある距離感を保てないことに中学生たちはとても苦しんでいるみたいでした。

【引用:Twitter

内田樹さんが中学生に提案する処方箋は……

僕が中学生たちにお勧めしたのは「将来の夢は?」という質問には軽々に答えないこと、日々自分が複雑化し、変化し、友だちが決めた「キャラ」から外れることを自分に許すこと、共感しているふりを止めること、などでした。そういう言葉を生徒たちは切望しているみたいです。

【引用:Twitter

そう。あなたのゴールも他人に軽々しく教えてはいけないのです。親でも教師でも配偶者でも親友でもNGです。なぜでしょうか?

その答えはシンプルです。あなたの身近な人ほどあなたと「現状のコンフォートゾーン」を共有している存在であり、あなたが現状の外にゴールを設定すればそれを「あなたのためを思って」否定する可能性が高いからです。

身近な人にゴールを否定されると強いショックを受けることになります。例えば・・・・

兄さんは狂ってる

有名な自己啓発本「思考は現実化する」の著者ナポレオン・ヒルは、自分がこれからやることを弟に話して勇気づけてくれると思いきや、逆に「兄さんは狂ってる」といわれて強いショックを受けたそうです。

checklist ゴールの条件

夢をバカにされた

映画監督のクエンティン・タランティーノは、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『イングロリアス・バスターズ』など数々のヒット作を生み出してきた結果、資産額は1億2,000万ドル(2021年6月時点)の資産を保有するまでの成功者になりました。

しかしクエンティン・タランティーノは実の「母には1ペニーもやらないし、やっていない」と断言しています。なぜでしょうか?その理由は「夢をバカにされたから」です。タランティーノ曰く・・・・

成績が悪いから母にはいつもつらく当たられた。母は僕が脚本を書いていることに不平ばかり言っていたんだ。あるとき母は指でクォーテーションマークを作りながら言ったんだ。『そんな取るに足らないものが”書くキャリア”? そんなたわごとはもう終わりだよ』って。

そう皮肉っぽく言われて僕は『わかった、僕が脚本家として成功してもあんたには1ペニーたりともあげないから。家もなし、バカンスもなしだ。エルヴィス・プレスリーの乗ってたようなキャデラックもなし。何も貰えないんだ。自分が言ったことのせいでね』って言ってやった。

【出典:ELLE

親友も敵になる

OneAsia株式会社CEOの高橋ゆづきさんは、かつてNHK朝の連続テレビ小説『すずらん』や『キッズウォー3』に出演しグラビアアイドルとしても活動していた芸能人だったのですが、結婚して貧乏になります。

貧乏から抜け出したいとビジネスに邁進すると旦那だけでなく、周囲の人まで離れていくようになったそうです。高橋ゆづきさん曰く……

夫の悩みを相談していた頃は『離婚しなよ』と言ってくれたり、生活に困っていた時に『東京へ来れば私が支えてあげる』と言っていた友人が、いざ離婚しビジネスが順調になると、夫側に立ったり、私の仕事に対する文句を言うようになったんです。その時、『彼女はどんな時も私に寄り添ってくれる親友ではなくて、上の立場でいたいだけなんだな』って思いました。信じていただけに悲しかったですね。

【引用:日刊SPA!

周囲の人たちにあなたのゴールについて話すと、周囲の人たちがあなたの足を引っ張る存在になる可能性があります。コーチング用語では「ドリームキラー」と呼びます。ドリームキラーという厄介な存在と戦いたくなければ、「ゴールは人に教えてはいけない」のです。

さて、ゴールについての解説は一旦ここで終わります。次回からは「アファメーション」について解説します。

■ 次はコチラ

affirmation なぜアファメーションが必要なのか?

■ 『進化』の記事一覧

coaching 『進化』の世界