残念ながらIQの低い人は成功できません。そこで今回の講義ではIQを上げる方法について詳しく解説していきたいと思います。
IQが高い状態とは?
IQが高い状態とは、IQテストで高得点をマークするとか、コミュニケーションに長けているといったことではありません。IQが高い状態とは、人間が進化した状態のことをいうのです。
もちろんその進化は目に見えるとは限りません。人間は環境に適応するのではなく、環境を変えることで生き延びてきたので、進化の方向性は物理空間の世界よりもむしろ情報空間の世界で起こっています。
例えば「男子三日会わざれば刮目して見よ」ということわざにもあるように、しばらく会っていない人と再会した時、「あれ?なんか変わったな?」と思った経験はないでしょうか?
このように見た目は大して変わらないはずなのに、内からエネルギーがあふれているような状態が「進化」している状態です。
IQに関する事実
早速、IQを上げる方法について解説したいのですが、その前にIQについての重要な事実について、いくつか解説しておきたいことがあります。
IQと学歴の関係
「自分はIQが低いからどうしようもない」と悲観してしまう人も多いのですが、その理由を聞くと「学校の成績がそんなに良くなかったから」という理由であることがほとんどです。
しかし学校の成績や学歴と、IQには必ずしも相関関係があるわけではありません。IQが高いのに学校の成績が良くない人もいるし、学校の成績はいいのにIQが低いという人もいます。
世の中のいわゆる「成功者」といわれる人たちをよく観察してください。「学歴があったからこそ成功した」という人を探すほうが難しいのではないでしょうか?
IQテストの欠陥
実はIQテストの多くは「空間把握能力」や「記憶力」に関連するものが多く、人間の能力のほんの一部分しか焦点を当てていません。
例えば一瞬だけブロックが山積みになった画像を見せられて「何個のブロックがありましたか?」と質問されたり、「絵を1分見て覚えて、次の質問に答えなさい」などと質問されます。
つまりIQテストでは暗黙の了解として前提知識は問わないのです。つまり巷のIQテストは地頭の性能を計っているのですが、現実社会では知識量はもちろんのことその知識の運用能力のほうが重要だったりします。
ではIQとは何か?さきほどはIQが高い状態を「人間が進化した状態」といいましたが、言葉を変えれば「結果を出す能力が高い」ともいえます。
例えば昨日の自分ができないことが今日できるようになったのだとすれば、今日のあなたは昨日のあなたよりもIQが高い(結果を出す能力が高い)のです。またあなたのサポートにより、他人が結果を出せるのであれば、あなたのIQは高いといっていいでしょう。
IQは変動する
「わたしはIQ140以上あります!」などという主張は、過去のある時点での測定値に過ぎません。IQは絶対的なものではなく、変動するのです。
IQを変動させる要素はいくつもあります。例えば「ネガティブな感情」によってIQは大幅に下がります。怒りや嫉妬などのネガティブな感情によって、高いIQの持ち主でも動物のようにふるまってしまうことは多々あります。
また「アルコール(お酒)」もIQを大幅に下げる原因になります。例えば、有名大学の男子学生が酒に酔って女性に暴力をふるったとか、超有名企業の管理職が深酒をしてしまったがために人生を狂わせるというような報道はたびたび目にすると思います。
その他には「健康状態」によってもIQは大幅に下がります。風邪や病気で体に痛みを感じたり、薬の副作用で頭がボーっとする時などは、結果を出すどころではないと思います。
大事なことなので繰り返しますが、IQは絶対的な固定値ではなく幅があり変動するのです。そもそもIQの値は暦年齢で割るのが基本なので、加齢とともにIQの値は小さくなるのが自然です。
IQの構成要素
IQが「結果を出す能力のモノサシ」であることまで解説しましたが、「結果を出す」上で重要な要素を3つご紹介します。
1.知識量
わたしが経営コンサルタントだったころ、新人研修で「某業界の新規事業計画を考えよ」という問いがあったのですが、わたしのアウトプットはほとんどゼロでした。なぜならば、新規事業どころか既存事業についての知識すらなかったからです。
研修の目的は、「新規事業計画を策定させる」ことではなく、「君たちには知識が圧倒的に足りない」ということを伝えることだったのです。
あらゆる知的作業は知識がふんだんにあることが大前提ですので、人並み以上の結果を出したいのであれば、人並み以上の知識があることは大前提なのです。
「IQを上げるためには知識量が必要」という点は意外と盲点になっているのですが、裏を返せば朗報でもあります。なぜ朗報なのかといえば、いわゆる地頭のいい人であっても大人になってから何十年も真剣に勉強していない人が日本人には多いからです。月に1冊の本も読んでいなかったりします。
つまりあなたがあなたのゴールに密接に関連する知識をインプットし、「知っている」状態になるだけで有利になれるチャンスは十分にあるということです。
2.抽象度
結果を出すためには、抽象度について理解する必要があります。抽象度の高い知識とは、学問の世界を想像すればよく理解できます。例えば一見バラバラに見える現実社会の現象を、ひとつの数式で説明できるというような場合、その知識は「抽象度が高い知識」です。
例えばリンゴが落ちる状況も、発射されたロケットの速度も、同じ物理法則で説明ができます。「リンゴが落ちる」、「ロケットの発射速度」のような個別の状況のことを「低い抽象度」、低い抽象度を包括する概念・知識・状況を「高い抽象度」といいます。
そして高い抽象度で思考できれば高い抽象度の持ち主であり、低い抽象度でしか思考できなければ低い抽象度の持ち主ということになります。
抽象度を理解する上で重要なことは、単に「高い抽象度で思考できればいい」というわけでもないということです。もし結果を出したければ、低い抽象度でも高い抽象度でも思考する必要があります。
例えば、相対性理論(高い抽象度)の知識を、GPSなどに応用できてはじめて「結果」につながるのです。
3.処理速度
結果を出すためには、処理する速度についても意識する必要があります。例えば、ブログの1記事を仕上げるのに2時間かかる人よりも、1時間で仕上げる人のほうが結果を出しやすいでしょう。
処理速度という点は、意外と見過ごされています。その証拠に、多くの人が「ちょっと急いでやろう」と意識すれば大幅に処理時間を短縮できるのにダラダラ作業しています。
本を読む速度、メールを返信する速度、歩く速度、料理をつくる速度、資料をつくる速度、などなど、少しの意識改革だけで処理速度が2倍になったりすることも珍しくありません。あなたも処理速度の限界に挑戦してみてください。
IQを上げる方法
IQに影響する重要な3つの要素に沿って、IQを上げる方法について紹介していきます。
1.知識量を増やす
結果を出すための知識の増やし方について、以下の記事にまとめました。参考にしてください。
2.抽象度を上げる
結果を出すための抽象度の上げ方について、以下の記事にまとめました。参考にしてください。
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