月9ドラマ『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』で木村拓哉さんが演じたのは「カリスマ美容師」でした。「カリスマ美容師になりたい!!!」と美容師を目指した人もいるでしょうし、「カリスマ美容師に髪をきってもらいたい」という人も少なくないでしょう。
もしかしたらあなたもあなたの活躍している業界で「カリスマ」になりたいかもしれませんが・・・・・そもそも「カリスマ」を目指すことはいいことなのでしょうか?
カリスマの仕掛け人
今はどの業界でも「カリスマ●●」といわれている人が成功者として崇(あが)められています。しかし「カリスマ」という言葉すら、マーケティングとして仕掛けられたものなのです。
今では美容院がたくさん集まっている表参道(東京)ですが、かつては美容院が集まっているわけではありませんでした。独立して新しい店を出店するなら、元いたお店の近くには出店してはいけないという業界暗黙のルールがあったからです。
そのルールを撤廃し、むしろ美容院がたくさんあるオシャレな街が表参道であり、そこにいるカリスマ美容師にカットしてもらえば中山美穂みたいに素敵な自分になれる・・・・いうイメージが定着したからこそ現在の表参道があるのです。
そう。人間に使うものではない「charism(チャリズム)」を「カリスマ」という日本語にして、マーケティング戦略に組み入れた仕掛け人がいたからこそ、わたしたちは「カリスマ」に価値を感じているのです。
カリスマはズルいかも
元・格闘家の魔裟斗さんは、現役時代「反逆のカリスマ」という通称で呼ばれていましたが、カリスマという名前に違和感がなかったのは魔裟斗さんが本当に強かったからです。
「本当に強い」という本質的な価値(機能的な価値)があったからこそ、「反逆のカリスマ」というイメージをのっけることができたのであり、その逆は通用しないのです。
本質的な価値がないのに「カリスマ」と呼ばれることがいかにムナシイことであるのは・・・・・実際に「カリスマ」と呼ばれる人たちはわかっています。
例えば日本の格闘家でもっともYouTube登録者数が多く(2022年1月時点)「カリスマYouTuber」といわれている朝倉未来選手は、「伝説とか、カリスマなんていうことは他人が勝手にいっていることであり、自分でいっちゃうのはダサい」ということを理解しています。
オレオレ詐欺
オレオレ詐欺が儲かるのは、「俺は息子であり困っていて、今すぐお金が必要」というイメージを被害者の頭のなかに植えつけることに成功しているからです。
何がいいたいのかというと、インターネット空間上のなかで臨場感をもたせること(≒儲けること)と、本質的な価値にはほとんど関係がないということです。
詐欺師が儲けているように、マーケティングを上手にやればお金を儲けることができます。しかし実態が伴わなければそれは「詐欺」と一緒です。くれぐれもご注意を!!!
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