私は情報発信によってお金を集めるために、様々なことを勉強しましたが、もっとも心に響いた主張の一つが「人々が買うのは、最高の商品ではなく、一番わかりやすい商品だ!」です。
「わかりやさ」は、極めて重要です。極めて重要なのですが、あまり重要視されていません。私が「わかりやすさ」の重要性に気づいたのは、10年以上も前に、とあるアフィリエイターに出会った時のことです。
とあるアフィリエイターは、アフィリエイトだけで年間3億円の成果報酬を得ていました。当時、月額数百万円のアフィリエイト報酬を得ている人は珍しくなかったのですが、年間3億円つまり月額平均2,500万円を超える人がいるなんて、信じられませんでした。
私は早速話を聞きにいきました。私が知らない「裏技」があるのかと思いきや、そんなものはありませんでした。とあるアフィリエイターが最も重視していることが「わかりやすさ」だったのです。実際にとあるアフィリエイターが書いた文章を読んで、私は目からウロコが落ちる思いでした。
アフィリエイターの仕事は、広告主である企業の手助けをすることです。具体的には、企業が販売している商品のセールスページへの誘導です。アフィリエイターの仕事は、セールスではありません。セールスの前に、訪問者を買う気にさせるのが、アフィリエイターの仕事です。
あなたがやるべきことは、自分の商品を自分でアフィリエイトすることです。つまりあなたの自己紹介を読んだ訪問者には、あなたの有料のnoteを欲しいと思ってほしいのです。あなたが目指すべきは、そのような状態です。
どうすればあなたの自己紹介に「わかりやすさ」の要素を付け加えることができるでしょうか?もっとも簡単な方法は……
一点突破
自己紹介に苦手意識を持っている人が多いのはなぜでしょうか?おそらく、「何を話したらいいかわからない」からではないでしょうか。
「何を話したらいいかわからない」のは当然と言えば当然です。たとえば20歳の人であれば、20年という人生の歴史があるわけで、話すことなら山ほどあるはずだからです。
もしかしたらあなたは学生であり、同時に、父であり息子でもあり、勤め人であり、趣味がサッカーで、早朝にはボランティアに励んでいるかもしれない、資産数億円の投資家かもしれません。
「あの人には裏の顔がある」というような表現は、ネガティブな意味で使われることが多いです。しかし……裏の顔が複数あることは珍しくないのです。たとえば趣味のサークルでは最年長だけれども、勤め先の会社では新人社員ということもあり得ます。裏の顔が複数あるほうが、むしろ当たり前なのです。
ですからあなたの人生にどの角度から光を当てるかによって、自己紹介の内容は変わってきます。しかし「WHYからはじめる自己紹介」においては、一つに絞ることが重要です。なぜでしょうか?
理由は二つあります。1つ目は、訪問者の脳のカロリー消費を抑えたいから。2つ目は、有料のnoteを販売したいから。それぞれ説明しておきましょう。
カロリー消費
まず一つ目の理由。人は情報を理解するのにカロリーを消費します。訪問者は、あなたのnoteをサラッとしか読んでくれません。サラッとしか読んでくれない人に、あれもこれも伝えたところで、きっと伝わらないでしょう。そのため「一つのテーマ」だけに絞るのです。
目的を忘れない
次に二つ目の理由。有料のnoteを購入する気がほとんどない訪問者を、読者(購入者として真剣にnoteを読んでくれる人)に近づけるのが、「WHYからはじめる自己紹介」の目的です。
つまり「WHYからはじめる自己紹介」の終盤では、有料のnoteのセールス(読者創造)をします。ですから有料のnoteに関係のない話は、「WHYからはじめる自己紹介」の内容に含めるべきではありません。
たとえば有料のnoteが文学に関係するものであれば、「WHYからはじめる自己紹介」は文学に関するものだけに絞るべきです。有料のnoteが恋愛に関するものなら、「WHYからはじめる自己紹介」は恋愛に関するものだけに絞るべきです。
可能性を絞る
「自己紹介で話すことは一つのテーマに絞るべき」というアドバイスは、頭では納得できても、実践しずらいアドバイスです。なぜでしょうか?
おそらく「可能性は広がっていくもの」という思い込みがあるからです。しかし実際には、「可能性は絞るもの」なのです。
中谷潤人(なかたに・じゅんと)さんは、高校卒業を待たずに渡米し、プロボクサーを目指しました。両親からは「渡米するのは高校卒業からでもいいのでは?」と提案されたそうですが、中谷潤人さんは世界チャンピオンになることだけに集中したかったのです。
あれもこれもやるよりも「一つのことだけ」に集中するほうが、成功確率は高くなります。当たり前の話かもしれません。しかしなぜ多くの人が「一つのことだけ」に集中できないのでしょうか?
おそらく失敗するのが怖いのでしょう。「一つのことだけに賭けて失敗したら、何も残らない」「仮に大きなメリットがあるとしても、大きなリスクを負いたくない」などと考えているのだと思います。
もし「一つのことだけ」に賭けることができないのであれば、世界的に有名なコンサルタントである大前研一氏のアドバイスに耳に傾けることをおススメします。
恋愛にも興味がある、資格の取得にも語学にも、子育てにも興味がある……いろいろ興味のあることが多すぎて、何を書いたらいいかわからない……というような悩みを、あなたは抱えているかもしれません。
人生は仕事だけではありません。趣味・お金・人間関係・ボランティア・生涯学習・子育てなど、あなたの興味関心は多岐にわたるでしょう。
しかし「WHYからはじめる自己紹介」においては、テーマを絞ってください。「まずはこれ!」というものを特定し、それにすべての資源を投下するのです。
ダメだったらどうすればよいのでしょうか?大前研一氏のアドバイスは「オール・リセット」です。ダメだったらやり直せばいいのです。「ダメだったらどうすればいいか?」なんて、挑戦する前から考える必要はありません。やることだけに集中すればいいのです。
大前研一氏自身、「オール・リセット」の人生です。プロの音楽家を目指そうと東京芸術大学を志望したけれど叶わず……「地球上の石油はあと50年で枯渇する説」を信じてマサチューセッツ工科大学に進学して原子力工学博士号を取得したものの石油は枯渇せず……といった具合です。そんな大前研一氏の言葉には説得力があります。
あなたのnote運営において、あなた自身が「まずはこれ!」と断言できるようなテーマは、どのようなものでしょうか?
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