真実告知の文章の流れは、エレベーターピッチの作成を通じて、既に出来上がっているはずです。その流れのまま文章にすれば、真実告知の完成です。
文章にするコツは、あなたの真実告知の内容を訪問者に説明する状況を想像することです。目の前にいる相手に、あなたの伝えたいことが正確に伝わるように、会話口調で伝えることをそのまま文章にすればよいのです。
とはいえ、読まれる文章を書くためのコツがないといえば嘘になるので、真実告知文を書くためのコツを、ちょっとだけ紹介たいと思います。
謎解き戦略
私は小説を読むのが大好きなのですが、私の好きな小説の特徴は、「読めば読むほど、先を読みたくなる」です。
例えば探偵小説であれば……とある謎を解決したら別の謎が生まれ、その謎を解決したらまた別の謎が生まれ……というような謎解き要素が盛り込まれています。
私が執筆する文章を読んでくれる人には、それがどんな文章であれ楽しんでほしいです。そのため私の真実告知文には、謎解き要素を必ず盛り込むようにしています。
実際に、私があなたを読者にしたエレベーターピッチを例に、謎解き要素を盛り込んだ構成にするまでの流れについて、説明します。
手順1:構成の変更
私のエレベーターピッチは、以下のような構成になっています。
- 願望
- 問題(「常識」)
- 証拠
- 主張(「目標」「方法」)
- 行動
- (「援助」)
具体的には……
- 願望
note記事が読まれない - 問題
訪問者に期待してばかりではダメ。(問題A)
訪問者を購買への導くマーケティング戦略が必要。(問題B) - 証拠
安売りしても有益さを追求しても買ってくれる保証はない。(証拠A)
集客・セールスよりもマーケティングの要素が欠けている。(証拠B)
無名で実績がない場合、好奇心をアピールするのが効果的。(主張の証拠その1)
好奇心を刺激するためには、なぜから語るのが効果的。(主張の証拠その2)
コミュニケーションのはじまりは自己紹介。(主張の証拠その3) - 主張
訪問者を購入へと導くマーケティングとしては、「WHYからはじめる自己紹介」を導入するべき。
エレベーターピッチであれば、上記構成でも問題はなく伝わります。しかし真実告知では文字数が多くなるため、話の流れがわかりずづらくなる部分があります。
話の流れがわかりづらくなる部分は、問題と証拠です。具体的には、エレベーターピッチでは、問題A→問題B→証拠A→証拠Bという流れになっていますが、文字数が多くなる場合には問題A→証拠A→問題B→証拠Bのほうが話の流れを理解しやすくなるため、そのように修正します。
- note記事が読まれない(願望)
- 訪問者に期待してばかりではダメ。(問題A)
- 安売りしても有益さを追求しても買ってくれる保証はない。(証拠A)
- 訪問者を購買への導くマーケティング戦略が必要。(問題B)
- 集客・セールスよりもマーケティングの要素が欠けている。(証拠B)
- 無名で実績がない場合、好奇心をアピールするのが効果的。(主張の証拠その1)
好奇心を刺激するためには、なぜから語るのが効果的。(主張の証拠その2)
コミュニケーションのはじまりは自己紹介。(主張の証拠その3) - 訪問者を購入へと導くマーケティングとしては、「WHYからはじめる自己紹介」を導入するべき。(主張)
- 「WHYからはじめる自己紹介」を書いてみよう(行動)
手順2:リズムを整える
手順1の成果物に対して、「問い」→「答え」→「証拠」の流れがスムーズに伝わるように、適宜内容を追加しながら整えていきます。
「問い」→「答え」の反復を意識するのがポイントです。なぜ「問い」→「答え」の反復を意識するのかといえば……とある謎を解決したら別の謎が生まれ、その謎を解決したらまた別の謎が生まれ……という構成にするためです。
ちなみに以下の太文字部分が、追加した部分です。
- 問い1:note記事が読まれない(願望)。訪問者を読者にするには、どうするべきか?
- 答え1:訪問者を読者にするには、noteを購入してもらうべき。
- 証拠1:なぜならば、買わないと人は真剣にならないから。(ワシントンポスト紙の実験)
- 問い2:どうすればnoteを購入してもらえる?
- 答え2:訪問者に期待するのは辞めるべき。(問題A)
- 証拠2:なぜならば、安売りしても有益さを追求しても買ってくれる保証はないから。(証拠A)
- 問い3:訪問者に期待するのは辞めてどうするの?
- 答え3:訪問者を購買への導くマーケティング戦略が必要。(問題B)
- 証拠3:集客・セールスよりもマーケティングの要素が欠けている。(証拠B)
- 問い4:訪問者を購買への導くマーケティング戦略とは具体的にどんなもの?
- 答え4:可能性をアピールするのが効果的。(主張の証拠その1)
- 証拠4:note運営者のほとんどは無名で実績がない、イノベーション普及の法則、キャズム
- 問い5:好奇心をアピールするにはどうすればよいの?
- 答え5:可能性を刺激するためには、なぜから語るのが効果的。(主張の証拠その2)
- 証拠5:ゴールデン・サークル
- 問い6:なぜをどのようにして語ればよい?
- 答え6:WHYからはじめる自己紹介
- 証拠6:コミュニケーションのはじまりは自己紹介。(主張の証拠その3)
以上が、真実告知文の骨子の素材となります。
手順3:真実告知の概要をつくる
これまでエレベーターピッチの構成を変更した上で、真実告知のリズムが「謎が謎を呼ぶ展開」になるように整えてきました。そのため元々のエレベーターピッチが壊れてしまいました。
そのため改めてエレベーターピッチをつくってみましょう。真実告知を執筆する上で参考になるはずです。なお「3.証拠」は、「2.問題」や「4.主張」のなかに入れ込んだので削除します。
- 願望
- 問題(「常識」)
証拠(※削除)- 主張(「目標」「方法」)
- 行動
- (「援助」)
つまり以下のような構成になります。
- 願望
- 問題(「常識」)
- 主張(「目標」「方法」)
- 行動
- (「援助」)
私があなたを訪問者から読者にした真実告知の骨子を載せておきます。
- 願望
- 問い1:note記事が読まれない(願望)。訪問者を読者にするには、どうするべきか?
- 答え1:訪問者を読者にするには、noteを購入してもらうべき。
- 証拠1:なぜならば、買わないと人は真剣にならないから。(ワシントンポスト紙の実験)
- 問題
- 古い常識
- 問い2:どうすればnoteを購入してもらえる?
- 答え2:訪問者に期待するのは辞めるべき。(問題A)
- 証拠2:なぜならば、安売りしても有益さを追求しても買ってくれる保証はないから。(証拠A)
- 新しい常識
- 問い3:訪問者に期待するのは辞めてどうするの?
- 答え3:訪問者を購買への導くマーケティング戦略が必要。(問題B)
- 証拠3:集客・セールスよりもマーケティングの要素が欠けている。(証拠B)
- 古い常識
- 主張
- 目標
- 問い4:訪問者を購買への導くマーケティング戦略とは具体的にどんなもの?
- 答え4:可能性をアピールするのが効果的。(主張の証拠その1)
- 証拠4:note運営者のほとんどは無名で実績がない、イノベーション普及の法則、キャズム
- 問い5:可能性をアピールするにはどうすればよいの?
- 答え5:可能性を伝えるためには、なぜから語るのが効果的。(主張の証拠その2)
- 証拠5:ゴールデン・サークル
- 方法
- 問い6:なぜをどのようにして語ればよい?
- 答え6:WHYからはじめる自己紹介
- 証拠6:コミュニケーションのはじまりは自己紹介。(主張の証拠その3)
- 目標
- 行動
- 今すぐ自己紹介を見直す
ワンポイントアドバイス
ここまで説明すれば、もう「あとは書くだけ」という人が多いと思うのですが、最後にもう一つだけアドバイスしておきたいことがあります。
先ほど紹介した、私があなたを読者にした真実告知の骨子においては、「問い」→「答え」→「証拠」の流れを一貫して守ってきましたが、「問い」→「証拠」→「答え」の流れのほうが、執筆しやすいこともあります。
例えば、以下の文章は「問い」→「答え」→「証拠」の流れで書かれています。
- 問い1:note記事が読まれない(願望)。訪問者と読者にするには、どうするべきか?
- 答え1:訪問者を読者にするには、noteを購入してもらうべき。
- 証拠1:なぜならば、買わないと人は真剣にならないから。(ワシントンポスト紙の実験)
しかし上記の文章を「問い」→「証拠」→「答え」にすることもできます。その場合は、以下のような流れになります。
- 問い1:note記事が読まれない(願望)。訪問者と読者にするには、どうするべきか?
- 証拠1:ワシントンポスト紙の実験によれば、買わないと人は真剣にならないことがわかっている。
- 答え1:だから、訪問者を読者にするには、noteを購入してもらうべき。
私の場合、スピード感をもって論理を展開したい場合には、「問い」→「答え」→「証拠」の流れで説明します。
逆に、スピード感をもって論理を展開すると、読者の理解が追い付かないことが懸念される場合には、「問い」→「証拠」→「答え」の流れで説明することにしています。
ぜひ参考にしてください!
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