人は「頑張ろう」と念じても頑張れるわけではないし、「変わろう!」と念じても変われるわけではありません。なぜならば…
変化することとは「死そのもの」なのです。
引用:嫌われる勇気
どうすれば「死そのもの」を受け入れることができるのでしょうか?
平気の平左
2022年11月29日、東京都立大学の宮台真司教授が大学構内で首を切りつけられて重傷を負う事件が発生しました。
宮台真司教授は血だらけで救急車を待っていました。しかし救急車が宮台真司教授のもとに駆けつけるまでに、30分以上もかかったそうです。
その時、宮台真司教授はこんなことを思ったそうです。「救急車もこない戦場で戦っているウクライナ兵士と比べれば、今の自分の状況はかなり恵まれている」と。
ここに変わるためのヒントが隠されています。
理想の未来との比較
人は後悔するとき、必ず「あったかもしれない理想の未来」と「現状の自分」を比較しています。
たとえばブラック企業で苦しんでいる人のなかには、あの時、別の企業に入社していれば、「もっと自分は幸せになっていたのに」と後悔する場合があります。
同様に、あの時別の人と結婚していたら「もっと自分は幸せな夫婦生活を手に入れていたのに」と後悔している人もいますし、あの時コロナのワクチンを打たなかったら「後遺症で苦しむこともなかったのに」と後悔している人もいます。
しかし冷静になって考えてみれば、あの時別の人と結婚していたら「もっと過酷な夫婦生活」だったかもしれないし、あの時コロナワクチンを打っていなかったら「コロナにかかって苦しんで亡くなっていた」という可能性もあるわけです。
さて…なぜわたしたちは変化することが、怖いのでしょうか?
最悪の未来との比較
何かに挑戦するときに、人は恐怖を感じます。たとえばわたしの場合、「仕事をやめる」ことは怖かったですし、はじめて「広告を出稿する」ことも怖いことでした。
仕事をやめれば毎月25日に振り込まれていた給料が振り込まれませんし、広告を出稿したところで結果がでなけばお金を失うことになるわけですから、恐怖を感じるのは当たり前…といいたいところですが、本当にそうでしょうか?
当時わたしは3時間睡眠で仕事をしていたので、仕事をやめなければ「過労で突然死していた」可能性だってあったし、広告出稿しなければいつまでも「見込み客はどこにいるのか?」と悩んで時間をムダにしていた可能性だってあるわけです。
ようするにわたしが伝えたいことは、後悔にせよ、恐怖にせよ、自分がつくりだした幻であるということです。なぜならば後悔にせよ、恐怖にせよ、「あったかもしれない可能性」との比較で生まれるものだからです。
あなたは何と比較するか?
未来はどうなるかわかりません。未来がどうなるかわからない以上、あなたは残酷な未来と現在を比較することもできるし、素敵な未来と現在を比較することもできます。
残酷な未来と現在を比較する場合「何もやらないほうがマシ」というニヒリズムになりやすく、素敵な未来と現在を比較する場合「挑戦しなければバカ」というモードになりやすいことはわかるでしょう?
あなたは残酷な未来と現在を比較しますか?それとも素敵な未来と現在を比較しますか?
わたしは、未来がどうなるかわからない以上、どうせなら素敵な未来と現在を比較しませんか?ということをあなたに提案したいと思います。
全部大したことじゃない
わたしのビジネスが「これから」という時、1日1,000円の広告費を捻出することはわたしにとって恐怖そのものでした。なにせ1日1,000円ということは一月当たり3万円、年間36万円失うわけです。
しかしわたしは将来的にビジネスを成功させることを望んでいました。年間36万円の貯金を30年間続けて預貯金を1,000万円上乗せするような人生を望んでいたわけではなかったのです。
そこで当時個人でビジネスをやっている経営者の話を聞きにいったのですが、年間1億円の広告費で3億円以上稼いでいるという貴重な話を聞くことができました。
その話を聞いて、わたしは自分の悩みがあまりにもちっぽけで悲しくなりました。1日1,000円の広告費で「うーん」と悩んでいる自分をぶん殴ってやりたい気持ちになり、その時の気持ちは絶対に忘れないようにしようと思ったので、あなたにもこの話を共有したわけです。
虎ノ門ヒルズで集合!
また海外で仕事をしているわたしの友人が日本に帰国した際、「虎ノ門ヒルズのホテルに泊まっているから飯でもどう?」と誘われたことがありました。
わたしは虎ノ門ヒルズにある飲食店街でオシャレにランチするのかと思っていたのですが、友人が予約してくれたのは虎ノ門ヒルズ最上階の見晴らしのいいレストランでした。
久しぶりのランチに盛り上がって気づいたらワインボトルを2本も空けており、「ランチだから1万円もあれば足りるだろう」と考えていたわたしの予想は、木っ端みじんに砕かれました
なんと会計は7万円オーバー・・・・・ちょっとやりすぎたなとヒヤヒヤしていたら、わたしの友人がいたってクールに全額奢ってくれました。わたしは「自分も負けていられない」と思いました。
変化を乗り越える鍵
あなたは今回紹介したエピソードを聞いて、どう思ったでしょうか?
もちろん今回の話を本当に納得してあなたが行動するとは思っていません。なぜならば今回の話をすぐに実行するためには、「素敵な未来」「この世は幻である」「未来はどうなるかわからない」という3点について深く理解する必要があるからです。
もちろん『RICH STRATEGY』ではそれらについて詳しく解説しています。そのため今回は、これ以上それらのテーマについて深入りすることは避けますが、今回覚えておいてほしいことは、もっと大きく考えることが、「死そのもの」(≒変化すること)を乗り越える鍵になるということです。
ちなみに「大きく考える」というテーマについては、「大きく考えることの魔術」という書籍があるので、興味があれば一読をおススメします。
■ 次はコチラ
■ 「学習のコツ」に戻る