ザ・ファーマシスト: オピオイド危機の真相に迫る

深夜に警察が自宅にやってきて「あなたの息子さんのことで」と声をかけられたら……そのような状況を想像したらそれだけで怖くなるでしょう。

今回紹介するのは、ドラッグの売人に銃で撃ち殺された息子をもつ父親の執念を、目の当たりにできる作品です。

予告動画)ザ・ファーマシスト

これ以降の内容は、ネタバレも含みますのでご注意ください。

宗教・お金・制度・政治家

人類はずっと不安や恐怖と戦ってきました。世界は人間がコントロールできないカオスそのものだったからです。

人間にとって不安を和らげるものは、宗教・お金・制度(再配分)・政治家でした。しかしそれらに頼っていても安心できない時代が到来しました。

宗教は人を救うでしょうか?宗教的な理由でコロナを軽視して命を落とした人たちがいます。

お金は人を救うでしょうか?世界にお金はあまっているのに、幸せになれない人はたくさんいます。

制度が人を救うでしょうか?世界にお金があまっているのに、お金がなくて困っている人がたくさんいます。

政治家が人を救うでしょうか?リーダーシップのある政治家や官僚が、保身や蓄財に躍起になっています。

わたしたちは次に何を頼ればいいのでしょうか?

新反動主義者

リンクトイン、テスラ、スペースX、ユーチューブ、イェルプ、ヤマーなどに投資しているPayPal創業者のピーター・ティールは、「新しいことに挑戦する人を応援します」と公言して憚(はばか)らない人物です。

ピーター・ティールにとっての新しいこととは、テクノロジーとドラッグです。ピーター・ティールの理屈を要約するとこうなります。

ダメな人間がよい制度をつくることはあるかも。しかし制度は人を弱くする。だから制度による社会変革には反対。制度によらない富裕層による寄付によって格差を改善し、加えてテクノロジーやドラッグで人を幸せにするのだ。

富裕層が自主的に寄付するでしょうか?テクノロジーが人を幸せにするでしょうか?ドラッグが人を幸せにするでしょうか?

寄付する富裕層はいるでしょう。テクノロジーは便利だし、ドラッグで多幸感を得られることはあるでしょう。しかし富裕層の自主性・テクノロジー・ドラッグにも限界があることは、これまでに紹介してきた映画作品を観れば説明するまでもなく明らかでしょう。

宗教がダメ・お金がダメ・制度がダメ・政治家がダメ・テクノロジーがダメ・ドラッグもダメ……となれば、わたしたちは何に頼ればいいのでしょうか?

答えはお父さん

答えは今回紹介したドキュメンタリー「ザ・ファーマシスト」に登場する『お父さん』が体現しています。ドラッグがらみで大切な息子を失ったお父さんは、ドラッグで命を落とす子どもたちを救うために行動するのですが、その行動力がすさまじいのです。

お父さんの行動力を目撃すれば、「この人は本気だ」ということがわかるでしょう。あなたも「この人は本気だ」といわれる人になれば、幸せや成功をつかむことがそれほど難しいことでないとわかるでしょう。

あなたが「この人は本気だ」といわれるために必要なものはどのようなものなのでしょうか?その答えは今回紹介したドキュメンタリー「ザ・ファーマシスト」のなかに眠っています。

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