RAS ~ 網様体賦活系

結果を出すためにはコンフォートゾーンをズラす必要があります。そして前回の講義では、コンフォートゾーンを変えるためには、セルフイメージを変える必要があり、セルフイメージを変えるためには自我に働きかける必要があることを説明しました。そこで今回の講義では自我について生理的な側面から解説を続けます。

気づく人・気づかない人

目の前にチャンスがあるのに、気づかない人もいれば気づく人もいます。例えば生まれて間もない子どもが夜に起きた時、母親(父親)は起きるのに、父親(母親)は起きないということがあります。

【引用:mosumanga30

情報の取捨選択

なぜ同じ情報に接しているのに、それを意識できる人と意識できない人がいるのでしょうか?実は網様体賦活系(もうようたいふかつけい)の働きで説明ができます。

網様体賦活系

網様体賦活系の英語訳は「Reticular Activating System」です。Reticularとは「網様」、Activatingは「活性化」ですから、RASとは網様を活性化させるシステムのことをいいます。

要するに五感で受け取った情報のうちどれを意識するか?(活性化するか?)、裏を返せば五感で受け取った情報のうちどれを意識しないか?(活性化しないか?)ということを振り分けるのがRAS(網様体賦活系)の働きです。

哲学でも精神分析学でもない

自我という用語は、一般的には哲学および精神分析学における概念として登場することがほとんどだと思いますが、コーチングにおける自我とは概念としてだけあるものではなく、RASという実体があるものです。

つまり「自我に働きかける」というときその真意は「RASに働きかける」ということを意味しているのですが、二つの用語が混在するとわかりづらくなってしまうので、特に物理的なRASに焦点を当てて何かを解説したい場合を除き、これ以降は「自我」というワードで統一して説明することにします。

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