自己充足的予言

結果を出すためには、ホメオスタシスの働きを味方につけなければいけません。なぜならばホメオスタシスの働きはとても強力なので、「強く願う」というような意志の力だけでは、とうてい打ち破れないからです。

たとえば心臓が動くことや汗をかくことも、ホメオスタシスの働きです。「心臓を止めよう!」とか「暑くても汗をかかないようにしよう!」などとどれだけ強く願ったところで、心臓を止めることはできないし、汗を止めることもできません。

そしてここからが重要なのですが、ホメオスタシスの働きは、生理的な機能(心臓・発汗など)だけでなく、情報空間(頭のなかの世界)にも影響を与えているのです。だからこそわたしたちは、自分の居心地のよい領域の外には出ることを億劫に感じるのです。たとえば「ランチに使うお金は1,000円以内!」と決めている人は、ランチで最低でも2,000円が必要な飲食店には近寄りたがらないでしょう。

ホメオスタシスが働く領域のことをこれまでコンフォートゾーンという用語で説明してきましたが、情報空間で働くホメオスタシスの領域をゲシュタルトといいます。セルフコーチングでわたしたちがやるべきことは、ゲシュタルトを変えることによって結果を出す方向性に自分を誘導することなのです。

ではゲシュタルトを変えるためにはどうすればよいのでしょうか?答え:「自我の働きを変える」

では自我の働きは何でつくられているのでしょうか?答え:「過去の記憶」

では過去の記憶とはどのようなものなのか?答え:「ワード(言葉)、イメージ(五感)、エモーション(感情)」

すでに前回のトレーニングでは、あなたが重要だと思っているものをあえて否定することによって、エモーション(感情)をゆさぶってもらいました。

amanozyaku あえて「あまのじゃく」

今回は「ワード(言葉)」を変えることによって、目の前の世界を変えるトレーニングに挑戦してもらいます。

トレーニング内容

トレーニングでやることは簡単です。寝る前と朝の1日2回、「いいことがある」と言葉にするだけです。

トレーニング内容

朝に「今日はいいことがある」、寝る前に「明日もいいことがある」と唱えてください。

挑戦する意義

「いいことがある」と唱えると、あなたの自我は「いいこと」を積極的に探すようになり、「いいこと」以外は視界に入らなくなります。もし「いいこと」ではなく「悪いこと」が目に入っても、それが「いいこと」のように認識されるようになります。

効果を上げるコツは、あなたが過去に経験した最高にラッキーな出来事を思い出しながら、「今日はいいことがある」、「明日もいいことがある」と言葉にすることです。簡単なトレーニングですが効果は絶大です。是非、挑戦してみてください。

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