セルフコーチングの本質は「自我を変えること」でした。これまで紹介してきたトレーニングに挑戦したあなたは、自我の強力な働きを身をもって体感したはずです。
ですから自我の働きに抵抗するのではなく味方につけなければ、コンフォートゾーンをズラすことも難しいことを納得できたのではないでしょうか。
そこで自我の働きを変えていくための方法論として、ゴール設定や臨場感を上げるアファメーションについてこれから紹介していきたいわけですが、そのための準備の締めくくりとして「記憶のベストセレクション」を用意しておきましょう。
過去を再体験する
あなたが過去に体験した「嬉しい」、「楽しい」、「気持ちいい」、「すがすがしい」、「誇らしい」体験をそれぞれ思い出して、そのときの出来事・日時・一緒にいた人・状況・前後のストーリーなどを書き出しましょう。
「嬉しい」、「楽しい」、「気持ちいい」、「すがすがしい」、「誇らしい」という記憶のそれぞれを再体験してください。過去に嬉しかった時のことを思い出して、「あのときは嬉しかったよね」と思うのではなく、今この瞬間に「嬉しい」という感情が湧きあがってくるようにしましょう。
なお記憶を再体験できない場合には、当時の写真を眺めたり、その時に来ていた服がないか探したり、前後のストーリーを詳細に思い出したり、その時の場所に行ってみたり、当時一緒にいた人とその時の話をするなどして臨場感を高める工夫をするとよいでしょう。
「嬉しい」、「楽しい」、「気持ちいい」、「すがすがしい」、「誇らしい」という記憶のそれぞれを再体験することに成功したら、それぞれの記憶を1.1倍、1.2倍、1.3倍と少しずつ強めていって、2倍になるまで強めましょう。
挑戦する意義
コーチングの技術を日々の生活に取り入れていないほとんどの人において、自我をつくっているのは過去の記憶です。である以上、自我を変えるためには「過去から現在を見る」のではなく、「未来から現在を見る」必要があります。
「未来から現在を見る必要があるのに、過去の記憶を再体験することにどのような意味があるのか?」という疑問がでてきたら、あなたはこれまでの内容をよく理解しているということです。
過去の記憶の中からベストの記憶をストックしておき、その記憶をいつでも再体験できるようにしておくことの意義はもう少し先で解説しますので、とにもかくにも今回紹介したトレーニングに集中してください。
なおこのトレーニングはとても重要なので必ず実践するようにしてください。
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